地元の大学や企業と連携し、イノベーションを担う産業人材の育成と確保に取り組んでいます。

北九州地域産業人材育成フォーラム

企業の方へ

インターンシップ学生受入れのお願い

 経済のグローバル化の進展による産業・経済の環境変化を踏まえ、持続可能なイノベーション創出能力の強化のために、社会が一丸となって次代のイノベーター(高度人材)を育て、活用する環境作りが求められています。

 一方、非常に厳しい就職環境にあって、学生の就職観も『企業ブランド』から『仕事の内容・やりがい基準』への変化も見られますが、学生自らの体験により『中小企業の魅力』や『自分の適性』を学ぶ環境づくりも十分ではなく、残念ながら、九州地域の優秀な中堅・中小企業の認知度が低い状況にあります。

 本フォーラムが行う「地域連携型インターンシップ」は、北九州地域の中堅・中小企業を対象に、地元大学の高度人材育成プログラムと有機的な連携を図り、学生と地元企業双方にWIN-WINの成果を創出することを目標に、「地域全体で取り組む」全く新しい人材育成・活用システムを目指しています。

 インターンシップ参加学生からは、「地元の企業にすばらしい技術があることが知った」「就職先として地元の中小企業も視野に入れたい」との素直な感想も多く出されています。

 企業の皆様には、学生の受入れを通じて、次代を担う学生のキャリア形成にご協力いただくとともに、貴社の認知度の向上と高度人材活用の環境改善を推進して頂き、地域の産業基盤の保持・強化の基となっていただきたいと思います。
どうか本事業の趣旨をご理解いただき、「地域連携型インターンシップ」事業へ積極的なご参加を頂きますよう、よろしくお願い致します。

北九州地域産業人材育成フォーラムインターンシップ事業の概要

【対象企業】
北九州地域の企業・団体等
【対象学生】
◇九州工業大学(全学部・専攻)学部2〜3年生、大学院1年生
◇北九州市立大学(国際環境学部、研究科)学部2〜3年生、大学院1年生
◇産業医科大学(産業保健学部環境マネジメント学科)学部2〜3年生
◇北九州工業高等専門学校(全学科・専攻科)学科4年生、専攻科1年生
◇早稲田大学大学院情報生産システム研究科
 
【実習時期・期間】
夏期休暇中の2〜3週間程度(貴社条件により決定) 
※最低実施日数5日間[単位認定のため]
≪実施可能期間≫ 
◇大学(4校) 8月中旬から9月中旬
◇産業医科大学 7月下旬〜8月末
◇北九州工業高等専門学校 8月中旬(お盆過ぎ)から9月末日
【実習内容】
貴社の実習内容を尊重致します。
【受入条件】
貴社の受入条件を尊重致します。
【保険加入】
受入れが決定した学生には、傷害保険、賠償保険の加入を義務付けております。

地域で取り組む「インターンシップ」は“ココ”が違う!

 北九州地域産業人材育成事業として行う「インターンシップ」は、北九州地域の産学官の連携と協働により行う全く新しい「地域連携型インターンシップ」です。北九州地域の産業基盤の将来を支える多くの中堅・中小企業が企業メンバーとして 参加し、地元大学・高専の人材育成機能と有機的に連携することで、学生と企業双方にWIN-WINの成果を創出することを目指しています。

充実した受入企業と情報(学生にとって)

従来、大学で実績されていたインターンシップは、企業との個別マッチングチであり、対象企業が限定されていました。「地域連携型イ ンターンシップ」は、複数大学の連機と企業のネットワークで編成する「北九州地域産業人材育成フォーラム」がマッチングを行い、学生にとって企業の選担肢が大幅に増加します。 学生と企業とのマッチングは、インターンシップミーティング(企業と学生が直接質問できる座談会)や地域企業を熟知したNPO法人北九州テクノサポート(KTS) のコーディネーターによる相談会等を通じて行います。従来の大学の事務局では分からない企業の詳細情報も企業担当者・コーディネーターが伝えることができます。

長期(10日以上)の就業体験(学生・企業にとって)

「地域連携型インターンシップ」では、期間を10 日以上としています。スケジュールを長期間確保することで、企業は多様な研修プロ グラムを組むことができると同時に、若い学生の声やその教育実践を通じて、社員のモチベーション向上や業務の見直しなどの社内改革に活用することも可能です。 学生は、企業の経営や生産行程の実態を深く、広く学習する研修生活の中で自分のスキルを確認すると共に、社会人としてのコミュニケーション能力の修得や「経営」 のー面を体験することも可能です。

効率的なPR (企業にとって)

これまで企業は、インターンシップを行う大学の数だけ手続きを行うことが必要でしたが、「地域連携型インターンシップ」 では、窓口 を一本化し、手続きを簡素化します。また、KTSのコーディネーターを通して、企業の内容や経営理念を詳しく発信することができます。 さらに、インターンシップを経験した学生が受入れ企業の魅力を友人や後輩に伝える「口コミ」効果も期待できます。

経営改善の機会に(企業にとって)

「北九州地域産業人材育成フォーラム」は、産業人材育成事業にご賛同・ご協力をいただく企業のアライアンスを編成します。その中で、 大学の各種制度の研究やインターンシップを活用した企業PR や人材の確保育成方法など、有効な制度の活用・改善についての研究や 大学、企業、行政機関等との交流の機会を創出し、新しい経営環境を開発する可能性を広げます。